差動排気機構なしで真空容器内のガス分析を高速で行います。(大気圧ガスのサンプリングにのみ差動排気機構が必要) RGA分析器と異なり、Optixでは真空雰囲気や化学物質から光学窓によって検出器が隔離されており、プロセスによる検出器の劣化が発生しない構造になっています。
特徴
真空診断
センサヘッド内に小さいプラズマを生成する、リモートプラズマ分光手法を用いています。内蔵された高分解能分光器がこのプラズマを分析し、自動的に光信号を分析することで、真空容器内に存在するガス種の特性及び濃度を定性的に計測します。
動作圧力範囲が広い
Optixスペクトル情報と洗練されたバックエンドソフトウェアは、幅広いアプリケーションに対応することが可能です。 動作モードは、炭化水素・溶媒・および長鎖ポリマーを含む汚染プロセスが検出に影響を与えないことを意味します。 化学物質レベルが非常に高い場合は、特別なプラズマ出力モードを使用して電極の汚染を防ぎます。
インターフェース
最大20種類のガスをその波長により同時監視し、プロセスガス追跡を行うことが可能です。 この時トリガ/アラーム設定を追加することができます。多機能なスペクトルビューア(200-850nm)により、感度調整のための積分時間の調整を行うことができ、 自動ガス検出は、データ識別のためにエクスポートする必要なくリアルタイムで機能します。
機能
RPEM構成
スペクトラム分光により、ガス種の分布と量を知ることが可能
Optixプラズマ源
- • 逆マグネトロン式プラズマ源
- • コールドカソードゲージと同様の方式
- • 定電流制御プラズマ、高圧力下で安定化
- • 切れやすいフェラメントは使用しておらず、電極は簡単に洗浄及び交換が可能
Optix動作圧力範囲
使用事例
水分直接検出/O2ドライエッチング/ヘリウムリーク検出/ターゲット洗浄
- • プロセス圧力: 5 Pa
- • フォトレジストエッチング中に酸素結合及びCO2の生成を検出
- • ウェハにフォトレジストがあるものと無いもので比較
動画紹介
リーク検出モード
Optixソフトウエアに含まれる機能の詳細を詳しく説明いたします。