
(株)メックは2004年4月に三菱レイヨンより検査機販売に関する事業譲渡を受けました。
現在、光化学式表面検査装置(LSC-4000シリーズ)と枚葉検査装置において、鉄・非鉄分野のお客様への導入実績数は国内No.1を誇ります。
導入先は大手鉄鋼メーカーをはじめ、全国の鉄鋼メーカー、そして海外の中国、台湾でもその技術が取り入れられています。主にはメッキ、銅はく、アルミはく、ステンレス板のラインに導入されています。
光学式表検査装置(外観検査機)は、検査対象に光を当て、光の反射をCCDカメラが捉えて欠陥を発見します。金属では50~100ミクロンの傷を検出するのが一般的ですが、顕微鏡で見るような5ミクロンの傷まで検出する性能を持っています。ここにはメック様が得意とする画像処理技術が活かされています。
カメラ、ソフトウェア、画像処理ボード、LED照明を国内で調達、自社で組み立てしています。特に画像処理のボードをOEMではなく自社で製造していることに自信を持っています。温度特性や電圧変動に強いFA用のPCや、ファンなどの部品もすべて日本製を用いてPCの信頼性を最重視しています。
お客様には、部品の品質はもとより、稼働後の万が一のトラブル時にも、すぐ技術者がお応えできる、短期で部品調達が行える、調整やメンテナンスが速いという点で信頼をいただいています。
何よりも製造している技術者によるメンテナンスが強みです。
遠隔地からでもトラブルの連絡があれば、表面検査装置にリモート接続をして迅速に復旧作業を行うことができます。自社製品、国内生産にこだわっているメックならではの特徴といえます。


表面検査機にはPCを使っております。ネットに繋がっている以上、ウィルスの脅威にさらされることになります。他社では、ウィルス対策ソフトをセットアップすることで対処されているようですが、当社はホワイトリストによるウィルス対策を行っております。ホワイトリストというのは、PC上で許可したアプリケーション以外の動作を一切許可しない方法です。このため、人が誤って異常をきたすソフトウェアをインストールしてしまったり、インターネット接続からウィルスが入ってきたりしても、PC上で他のソフトウエアは一切動かないのですから被害がありません。

メック様との関わりを語る富士交易・北村
メックの営業部隊は「技術営業」と呼ばれる技術者であり営業もするといった方々です。実際、技術には絶対的な自信をお持ちでも新規で新しい業界を開拓したり売りに歩くといったことは、あまり得意ではなかったそうです。そこで、大手鉄鋼業を得意先に持ち、鉄鋼業界に詳しく、また新しい商材を探していた当社、富士交易とは、ぴったりと相性が合った間柄となりました。
現在、鉄・非鉄分野の光学式表面検査装置では納品数において国内No.1となったメックですが、そのうち8割は富士交易でご紹介をさせていただき、納品させていただいたことになります。
また、営業といえども、より現場の目線、経験、技術的発想が必要であるとの当社社長の強い意志により
2006年には、営業社員を㈱メックに1年間出向させて預け教育していただきました。
メックの技術センターの柔軟な受入れ体制と親身になった指導によって、彼は期待に応え、サンプルテストや納品においては十分にメックの代行として技術説明できるようにまでなりました。
この出向は、メックにとっても当社にとってもお互いにメリットがあるものでした。
表面検査装置の導入には、話をいただいてから導入までには1年くらいかかる場合があり、当社は、メックに代わり、お客様へのサポートを行っています。また、導入していただいたお客様に対しては、操作方法のご指導や、設定や検査条件の変更対応も対応することができます。
お客様からの要望をメック様に伝え、表面検査装置を改善していくことも当社の仕事です。
今でも1カ月に1度は両社の会合を持ち、現場で聞いてきた注文を伝えることも当社の重要な役割となっているのです。
